

こちらでは、為替に大きな影響を与えるFOMCと政策金利とは何かをご紹介しています。
毎回ニュースでも大きく取り上げられる重要度がかなり高い情報。

バイナリーオプションで勝率を上げるためにも、この2つをしっかり学んでおきましょう。
- この記事でわかること
- FOMC、政策金利とは
- 政策金利の仕組み
- 政策金利の為替への影響
1. FOMCとは?
FOMCとは、Federea Open Markt Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。
FRB(連邦準備制度理事会)という理事会が定期的に開く会合のことで、FRBの理事と連邦準備銀行の総裁5人が出席。
FOMCで話し合われた内容は、世界経済に大きな影響を与えるので、会議の後に発表される声明文やパウエルFRB議長の会見には世界中のトレーダーが注目しています。
- POINT
- FOMCとは、アメリカ金融政策を決定する会合
- 話し合われた内容は、世界経済に大きな影響を与える
1-1. FOMCが開催される時期
FOMCは年に8回、2日間にかけて開催されます。
こちらで、2020年の開催日程をまとめてみたので、チェックしておきましょう。
開催日程 | 声明発表時刻 | FRB議長会見 | 議事録公開日 |
1月28日-29日 | AM4:00 | × | 2月19日 |
3月15日-16日 | AM3:00 | ○ | 4月8日 |
4月28日-29日 | AM3:00 | × | 5月20日 |
6月9日-10日 | AM3:00 | ○ | 7月1日 |
7月28日-29日 | AM3:00 | × | 8月19日 |
9月15日-16日 | AM3:00 | ○ | 10月7日 |
11月4日-5日 | AM3:00 | × | 11月26日 |

FOMCの会合の後は必ず声明文が発表され、発表される時刻は会合翌日の午前3時 or 4時(日本時間)となっています。
また四半期末(3月、6月、9月、12月)には、FRB議長の記者会見が行われますが、この議長の発言によっても相場が大きく動くのでチェックが必要です。
2. 政策金利とは?
FOMCではいろいろな話が行われますが、基本的に話の焦点となっているのは「政策金利」です。
政策金利とは、中央銀行が一般の金融機関に貸し付けるときの金利(利子)のこと。企業や個人の投資や消費に大きな影響を与える。
利上げ(利下げ)とは、中央銀行が政策金利を引き上げる(引き下げる)こと。その国におけるお金の貸し借りでおきる利子の「%」を上げる(下げる)というもの。
FOMCでは、現在の経済状況を見ながら今後どういった政策金利を設定すべきか話し合います。
そして、利上げをする場合は決定事項を、しない場合はその理由の説明をその他の経済状況の報告とともに行います。
- POINT
- 政策金利とは、中央銀行が民間銀行に貸し付けるときの金利(利子)
- 利上げ(利下げ)とは、中央銀行が政策金利を引き上げる(引き下げる)こと
3. 政策金利の目的
ここでは、FOMCで話し合われる政策金利がなぜ相場に影響を与えるか、その目的を見ながら解説していきたいと思います。
まず政策金利の目的は、金融引き締めや金融緩和といった経済の調整にあります。
例えば政策金利の話し合いの中で、政府が利上げ(= 金利を上げる)を決めるとします。
するとこれにより、お金を借りたとき支払う利子やローンなどの利子が増えるので、わたしたちは投資や消費を減らし、結果景気が悪くなっていくんです。
反対に利下げ(= 金利を下げる)をすると決定すると、資金が借りやすくなり利子の支払いも減るので、投資や消費が増えるようになります。

利上げが行われると投資や消費が減る、利下げが行われると投資や消費が増えると覚えておきましょう。
- POINT
- 利上げとなる(= 金利が上がる)と投資や消費が減る
- 利下げとなる(= 金利が下がる)と投資や消費が増える
3-1. 利上げをする理由
金利を下げることで投資や消費を促す利下げはまだわかりますが、ではなぜ景気を悪くするような利上げは必要なのでしょうか?
それには、日本も以前経験したことのあるバブルを引き起こさないためといった目的があります。
というのも、景気は良ければいいというものではなく、いい景気が続きすぎると必ずバブルというものがやってきます。
バブルがはじけると経済は混乱し、とくに経済大国であるアメリカでバブルがはじけるとなると世界に大きな影響を及ぼすことは間違いありません。
そのため、利上げは「これ以上景気が良くなってバブルになることを防ぐ」という施策であり、金融引き締めという明確な目的があるんです。
- POINT
- 利上げは、バブルを防ぐために行われる施策
4. FOMCが為替に与える影響
ここからは、FOMCで話し合う政策金利が相場にどのような影響を与えるかをご紹介します。
ここで注目してもらいたいのは、政府が利上げをするか、利下げをするかで相場が動く方向が決まってくるという点です。
4-1. 利上げは買いのサイン
初めに、利上げを政府が発表すると、その国の通貨が買われるといった傾向があります。
では、なぜ利上げを発表した国の通貨が買われるかというと、預金することで貰える利子も同じく上がるからです。
例えば、アメリカが利上げを発表すると、アメリカの銀行に預けているお金の利子も上昇します。
すると、アメリカで預金をしておけばお得という考えが生まれ、ドルを持っておこうとドルを買う人が多く現れます。
これが、利上げが行われた国の通貨が買われる仕組みです。

景気を抑えるための利上げですが、言いかえるといま景気がいいからと考えることもできます。基本的には利上げは買いと覚えておきましょう。
4-2. 利下げは売りのサイン
反対に、利下げが発表されると、その国の通貨が売られるという特徴があります。
利下げをするということは、政府が投資や消費をもっと増やしたいと考えている。
つまり経済があまりいい状態ではないということが言えます。
日本で言えば、日銀が「マイナス金利」といった、積極的な金融緩和(投資や消費を増やす施策)がとられていますよね。
このような利下げが発表されるときは、景気が転換していると考える人たちが増え、その国の通貨が売られるようになるんです。

ただ利上げ、利下げは絶対的なものではありません。2016年1月29日に発表された日本のマイナス金利では円高が進み、反対の結果となったこともあるので注意が必要です。
- POINT
- 利上げは、利上げ国の通貨の買いサイン
- 利下げは、利下げ国の通貨の売りサイン
5. FOMCで相場を読む方法
FOMCの後は経済や利上げに関する声明文が発表されるので、その声明文をもとに相場の動きを予想します。
と簡単に言ってしまいましたが、声明から相場の動きを読み解くにはかなりの相場と経済に関する知識が必要です。
そのため、ここでは経済に詳しくない方でもできる2つの方法をご紹介します。
5-1. ニュースをチェックする
バイナリーオプションでFOMCを攻略するなら、ニュースなどでFOMCの解釈をチェックして、その方向に順張りを行うようにしましょう。
例えば、2019年6月13日に行われたFOMCの声明文(14日発表)には「辛抱強く」という文言が削除されたという報道がありました。
これは投資家たちからすると「利下げを示唆する内容」として取られるとのことで、米ドルが大きく売られる結果となります。
このときニュースをチェックしておけば「利下げを示唆」というキーワードに反応することができ、そこでUSD/JPYのLOWでエントリーすることができるんです。
そのため、FOMCで取引するときは、経済ニュースをしっかりチェックして、利上げ、利下げという言葉に敏感になるようにしましょう。
5-2. 経済指標をチェックする
声明文を分析するほかに、直接利上げの数値をチェックして取引するという方法もあります。
その方法は、経済指標を発表しているサイトで政策金利の利率が上がるか、下がるかをチェックするというもの。
こちらは、みんかぶという経済指標を発表しているサイトですが、このように利上げあるかないかの予想が事前に発表されています。
この情報をもとに利上げがある場合はHIGH、利下げがある場合はLOWで取引すれば、高い確率で勝つことができるんです。
こちらは、2018年12月に利上げがあったときにバイナリーオプションをしたときの画像です。
発表された時刻に、大きく価格がいっきに上昇しているのがわかると思います。(ペイアウト2倍で取引したので、10,000円ゲットです。)
- POINT
- ニュースをチェックをかかさずに
- 経済指標の利率もチェック
6. まとめ
こちらでは、FOMCと政策金利に関してまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
FOMCは2月に1回という頻度で行われますが、いつも相場を大きく動かす重大イベントです。

FOMCを狙うときは、今回ご紹介した利上げ、利下げを意識して取引をするようにして下さい!
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