

こちらでは、バイナリーオプションにおける出来高の見方と出来高を使った取引の仕方をご紹介。
出来高を見ない方もわりといますが、これを見ることができるのとできないでは勝率がかなり変わってきますよ。
- この記事でわかること
- 出来高とは
- 出来高の見方と活用法
1. 出来高とは
始めに出来高とは何かをご紹介します。
出来高とは、その日や時間にどのくらいの取引が成立したかを表す数値です。
わかりやすく言うと、その日や時間の取引量が出来高となります。
出来高はMT4やトレーディングビューといった分析ツールで見ることができ、ローソク足の下に棒グラフ状で表示されます。
出来高が多いとこのグラフは高くなり、出来高が少ないとグラフは低くなります。
2. 出来高を見てわかること
バイナリーオプションは、株式やFXをもとに取引をする金融商品なので、出来高はかなり重要な数値となります。
中には出来高を見ても意味がないという方もいますが、この数値を見ることでわかることがあり、これが勝率アップに繋がるんです。
こちらでは、出来高でわかることをご紹介したいと思います。
2-1. 値動きがあるかがわかる
1つ目の出来高を見てわかることは、値動きがあるかどうかです。
まず出来高が多いということは、その時間に取引が集中していることを表します。
そして、取引が集中するということは、つまりその時間において値動きが多いことです。
こちらのローソク足を例に見てみましょう。
赤枠で囲っているのは出来高が多かったドル円の1時間足です。
この1時間の値動きを3分ごとに分けてみると、他の時間に比べて、価格の変動が激しいのがわかりますね。
このような相場の値動きをボラティリティと言いますが、出来高が多いとボラティリティも大きくなるという特徴があります。
ボラティリティとは、相場における値動きの幅。ボラティリティが大きいと価格が大きく動いたことを示す。
バイナリーオプションではボラティリティが大きい方が、引き分けといった負けが減るので、勝率が上がるとされています。

個人的には、値動きがある相場の方が分析しやすいです。また動きがあるのでバイナリーオプションをやってて面白い!
2-2. トレンドの強さや転換点がわかる
2つ目の出来高からわかることは、トレンドの強さやトレンドの転換点です。
例えば、出来高が多いにもかかわらず、それほど価格が変化していないローソク足があるとします。
この場合は、トレンドに乗り切れなかったことを意味し、ネガティブな要素として受け取ることができます。
また、大きな値動きがあった後の出来高を見ることでトレンドの転換点などもわかります。
例えば、下落トレンドで価格が上昇した時に、出来高が多いときがあります。
これは反発買いの注文が多い、すなわちトレンドがいまから転換するというサインです。
反発買い(売り)とは、少しでも利益を大きくするために、相場が下落(上昇)し切った地点で反対方向の取引をすること。

このように、出来高を見ることでトレンドの強さや転換点を知ることができ、取引するタイミングや方向がわかるんですね。
3. 勝率を上げる出来高の見方
それでは、ここからは勝率を上げる出来高の見方をご紹介したいと思います。
具体的な見方としては、まず出来高が多いときの相場を見て、それがトレンド相場かレンジ相場かを見てエントリーする方向を決めるというものです。
3-1. トレンド相場の場合
トレンド相場とは、同じ方向に価格が動く相場です。チャートでは斜め方向に進む形を取ります。
トレンド相場では価格が大きく動きますが、必ず相場が転換するときがあって、出来高を見ることでその地点を予想することができます。
こちらのチャート見て下さい。
こちらは下落トレンドが転換する場面ですが、ローソク足の長さのわりには出来高が大きくなるときがあります。
これは上でご紹介したような反発買いが多くなっている証拠で、トレンドが転換するサイン。
反対に、上昇トレンドでローソク足の長さのわりに出来高が多いときは下落トレンドへの転換を意味します。
- トレンド相場の場合
- 下落トレンド時に価格下落 + 出来高上昇 → 上昇トレンドへ転換
- 上昇トレンド時に価格上昇 + 出来高上昇 → 下落トレンドへ転換
3-2. レンジ相場の場合
レンジ相場とは、相場の動きがあまりない相場です。チャートでいえば横方向に進む形を取ります。
レンジ相場では平行に進んでいた相場がトレンド相場に転換する地点を、出来高を見ることで判断することができます。
こちらのチャート見て下さい。
こちらはレンジ相場から下落トレンドに転換する場面ですが、出来高が大きくなってからトレンド相場に転換しているのがわかりますね。
これはもみ合いが続いた後に、もうトレンド相場に変わろうぜと出来高が多くなり、ブレイクが起きたシーンです。
このようにレンジ相場でいきなり出来高が多くなって価格が動くときは、その方向にエントリーするようにしましょう。
4. まとめ
こちらでは出来高についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
相場の取引量を示すこの数値ですが、ここから多くの意味を読み取れます。

ただし、この情報が相場の動きを決める全てではないので、分析ツールやその他の攻略法といっしょに使うようにして下さい。