

バイナリーオプションには株式や仮想通貨といったいろいろな取引方法がありますが、やっぱり為替を使った取引が一番多いと思います。
そこで今回は、為替の中でも円安に焦点をあて、円安になる理由や円安相場のねらい方をご紹介。

円安になる理由がわかれば取引にかなり有利です。わかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
- この記事でわかること
- 円安とは
- 円安になる理由
- 円安相場のねらい方
1. 円安とは?
始めに円安とは何かをご紹介します。
円安とは、国の通貨を交換する為替取引において、円の価値が下がることをいいます。
例えば、ドルと円を交換するドル円の為替において1ドル = 100円だった価格が、1ドル = 120円になることが円安です。
1ドルが120円になるというと一見、円の価値が上がったように見えますが、今まで100円で交換できていたドルが、今は120円を出さないと交換できなくなるという意味です。

日本円で買える1ドルの価格が上がったと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
これにより、ドルの価値が上がった = 円の価値が下がったという関係ができるため(ドル高)円安と呼ばれるんです。
POINT
円の数字が大きくなるほど円安になると覚えておこう。(1ドル = 100円 → 120円)
2. 円安となる理由
ここからは、相場が円安となる理由をご紹介したいと思います。
円安となる理由にはいろいろなものがありますが、ここでは主な要因をご紹介。

この円安になる理由がわかれば、円安に進むときが予想できるようになるので、勝率アップに繋がりますよ。
2-1. 他国の景気がいい
為替相場で円安が進む1つ目の理由に、他国の経済や企業の景気がいいというものがあります。
例えば、アメリカの景気がよくなり、アメリカ企業の株価が大きく上がっているとします。
すると、今株を買っておけば儲かると考える人が出始め、アメリカ企業の株価を買うためのドルが必要となります。
そんなとき、円を持っている人は円を売ってドルを入手するので、円安が進むというわけです。
これは日本の景気が悪いときにも言えることで、景気が悪い日本に投資するぐらいなら海外に投資しようと考える人が増えると同じく円安が進みます。
POINT
円安は他の国の景気がいいと起きる
2-2. 日本の株高がすすむ
円安が進む2つ目の理由は、日本の企業の株高が進むという点にあります。
ではなぜ、日本の株(一般にいう日経平均)が上がると円安になるのかというと、日本企業の多くが輸出によって利益を得ている企業だからです。
例えば、今まで100円だったものが円安となり110円になるとします。
すると外国にモノを売っている企業は、今まで100円で売っていたものを110円で売れるようになるということですよね。
これにより、業績が伸びた企業にはその分投資も増えるので株高となります。

株高になると円安が進んでいると考える人が円を売るため、さらに円安が進む傾向が生まれるです。
POINT
日本は輸出企業が多いため、株高 = 円安となりやすい
2-3. 他国の金利が高い or 日本の金利が低い
円安が進む3つ目の理由に、中央銀行などで設定されている金利があります。
金利とは、お金を預けておくことで得られる利子をいいますが、金利が高いと利子がついて預金が増えます。
そのため、外国が金利を上げると発表したりすると、そこにお金を預けた方がお得として他国の通貨が買われる(円安)といった流れが生まれます。
反対に、金利が下がるとその国でお金は持っておきたくないと考える人が出てきます。
例えば、日本の金利を下げるといった発表すれば、日本でお金を持っておきたくないと考える人が出てきて、円安に繋がります。

また日本で金利が下がると預金より投資と考える人が出てきて株高になる傾向も。
POINT
円安は他国が金利を上げる or 日本が金利を下げると起きやすい。
3. 円安のねらい方とポイント
それではここからが本題。円安相場のねらい方をご紹介したいと思います。
とその前に確認ですが、日本円は通貨ぺアでいえばどの通貨でも決済通貨にあたります。
決済通貨とは、通貨ペアの右側にくる通貨。左側の通貨(基軸通貨)の1単位がいくらかを決済通貨で表す。102.5 USD/JPY → 1ドル = 102.5円となる。
そのためバイナリーオプションにおいては、円安 = HIGHと覚えておいて下さい。
では円安のねらい方をご紹介していきましょう。
3-1. 経済指標をチェックする
まず円安をねらう上で欠かせないのが、経済指標のチェックです。
経済指標とは、各国が発表する経済や景気を数値化した指標ですが、わたしたちはこの数値でどの国がいま景気がいいといった情報を得ます。
つまり、経済指標を見ることで、円安が進むポイントを判断できるわけです。
例えば、先ほど他国の景気がよかったり、金利が上がったりすると円安が進むとご紹介しましたよね。
そのため、景気を図る雇用統計や貿易収支、政策金利といった指標をチェックしておけば、円安がねらいやすくなるんです。

↑こちらはアメリカの雇用統計が発表された時刻ですが、数値がよかった(= 経済が上向き)ため大きな円安となりました。
発表後も円安にトレンドが転換しているのがわかりますね。
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3-2. テクニカル分析でトレンドをチェックする
もうひとつをねらう上で欠かせないのが、トレンドのチェックです。
為替相場にはトレンドというものが必ずあり、バイナリーオプションで勝つには、そのトレンドを知っておくことはかなり大切。
ではどのようにトレンドを知るかというと、テクニカル分析を行います。
テクニカル分析とは、MT4やトレーディングビューといったツールを使って相場を分析することをいいますが、中には複雑な分析を必要とせずにトレンドを見ることができる指標も。
例えば、移動平均線というツールを使えば、いま相場がどの方向に、そしてどのくらいの強さで動いているのかがわかります。
そして、トレンドが円安を指しているときにHIGHでエントリーすれば、高い確率で勝つことができるんです。
3-3. 長めの取引時間で取引する
実際に取引をするときは、長めの取引時間で取引するのもポイントです。
というのも、円安といった上昇トレンドにあるときはただ上昇を続けているのではなく、常に相場を上下させながらトレンドを作っていくから。
こちらは上昇トレンドを1分足にして表示させたチャートですが、このように小さなトレンドがいくつもあるのがお分かりになると思います。
続いて、こちらの画像を見て下さい。
例えば、①のエリアでエントリーしてしまうと、いくら上昇トレンドといえ、短い時間での取引では負ける可能性があります。
しかし、トレンドで上昇のサインが出ていれば必ず何分後には上昇するので、長めのエントリーなら②のエリアをねらうことができるんです。

取引時間でいえば、5分、15分、1時間といったところが取引をする時のねらいめです。
4. まとめ
これまで、円安についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
円安になる理由がわかれば、どういったニュースや出来事が円安につながるかがわかり、結果取引のポイントがわかります。
バイナリーオプションはただ闇雲に取引するより、いろいろな相場の知識や取引の経験を積んでいくことで確実に勝率が伸びる。
当サイトでもいろいろな勝てる攻略法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!